プラズマは、これまで圧力が低い空間(気体の密度が大気圧の1/1000程度)で生成し、携帯電話やパソコンに使われる半導体製品の製造工程で重要な役割を果たしてきました。一方、大気圧では、アーク溶接で利用されてきたように、一様に広げるのが難しく、また触ると熱い温度の高い状態となる場合がほとんどでした。そこで我々は、大気圧において、面状に広がって均一で、しかも触っても熱くないプラズマを作り出すことに挑戦し、「ファブリック型電極」として提案しています。それは、なんと、本当に”ファブリック(生地)”の形状をしています。どのような技術であるか、その応用分野はどんなところか、ご紹介します。(写真は、大気圧の空気中における、面状の均一なプラズマの発光の様子。右のように、曲面状にも生成できる。) |